クレジットカード現金化は「換金率が高く」「カード利用停止の対策を講じている」優良現金化業者に依頼するのが一般的です。
しかし、ショッピング枠の現金化の基本は「換金率の高い商品をクレジットカードで購入し、買取業者に売って現金を受け取ること」ですので、実は業者に依頼せずとも自分で完結することもできます。
「クレジットカード現金化をしたいが、業者は利用したくない」
「優良業者を口コミ等で選ぶのが面倒」
といった理由で現金化業者に依頼したくない人にとっては、自分でクレジットカード現金化する方法も有効な検討材料となるでしょう。
今回は自分でクレジットカード現金化する場合の注意点、および即日で現金化する具体的な方法について解説します。
自分でクレジットカード現金化する場合の注意点
まずは自分で行うクレジットカード現金化について、注意点から解説します。
現金化を自分で行う場合は、専門業者に依頼する場合とは違ったポイントに注意が必要です。
注意点を十分に理解した上で、自分に合った現金化の方法を検討しましょう。
カード利用停止のリスクが高い
クレジットカード会社は、現金化を目的としたカード利用を規約で禁止しています。
これまでに遅延なく返済ができていたとしても、利用規約違反が発覚した時点で、カード利用停止や強制解約といったペナルティーが課される可能性があります。
カード会社は不正利用検知システムで24時間365日、オートマチックにカードの使用履歴をチェックしています。たとえば、普段から少額のカード利用しかしない人がとつぜん高額な商品を購入したりすると、システムがカードの不正利用を検知して一時的にカードを停止します。
カードの一時停止の後、カード会社から確認の電話がかかってくるため、ここで現金化目的ではない、通常のカード利用であることを主張する必要があります。うっかり現金化目的であることをバラしてしまったり、オロオロした態度で受け答えをしたりすると、正式にカード利用停止の措置が取られる可能性が高くなります。
優良な現金化業者はカード会社に現金化目的の利用が疑われないように、独自にさまざまな対策を講じています。カード利用停止のリスクを軽減して安全に現金化をするなら、優良現金化業者に依頼することをおすすめします。
一方で、自分で行うクレジットカード現金化は優良現金化業者が講じている対策ができないため、カード利用停止のリスクが高くなってしまいます。
したがって、自分でクレジットカード現金化を行う場合は、自分でカード利用停止のリスクを軽減する対策を講じなければなりません。
換金率が低くなることもある
現金化の専門業者に依頼した場合の換金率は、75~85%が相場です。
専門業者を通さず自分で現金化を行うことで、各種手数料を節約して90%以上の高い換金率で現金化ができる可能性があります。
一方で、クレジットカードで購入する商品の選定や売却先選びが上手く行かないと、希望していたよりも低い換金率になることも少なくありません。さらに、売却先の買取業者などが、商品の買取を拒否する場合も考えられます。
手間がかかる
自分で現金化する場合は、おおむね以下のような手順を踏むことになります。
- クレジットカードで購入する商品を選定する
- 商品を購入する店舗と売却する店舗を選定する
- 商品を購入する
- 商品を買取業者や買取サイト等に売却する
- 買取代金を受け取る
たとえば、現金が必要になったその日のうちに全ての手順を完了させるためには、午前中までにクレジットカードで購入する換金率の高い商品を選定、実際に商品を購入して、午後には商品を買い取ってもらう必要があります。
近くに換金率の高い商品の売り場がなかったり、買取業者が見つからなかったりすると、探す時間や遠方への移動など余計な時間がかかってしまいます。
現金化の専門業者に依頼すれば、審査不要・最短即日で効率的に現金化ができます。
店舗の営業時間内でしか売買できない
現金化す商品を実店舗で購入したい場合や、売却先を実店舗の買取業者にする場合、その店舗の営業時間内に手続きを済ませなければ、当日中に現金を受け取ることができません。
最短でも3時間はかかることを想定して、時間に余裕のないときは専門業者を利用することも検討したほうが良いでしょう。
自分でクレジットカード現金化する方法
現金が必要になったその日のうちに、自分でクレジットカードを現金化する具体的な方法について解説します。
注意点でも触れましたが、自分で行うクレジットカード現金化は
- 換金率の高い商品を選定する
- 高く買い取ってもらえる売却先を選定する
といったポイントを押さえる必要があります。
その上で、ここでは高換金率の商品ごとにクレジットカードで購入する方法、高く買い取ってもらえる売却先をご紹介します。
Amazonギフト券(デジタルギフトコード)
換金率(買取率) | 85~87% |
入金までにかかる時間 | 15~60分 |
特徴 |
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カード利用停止のリスク | 低い |
- Amazon公式サイトでAmazonギフト券(Eメールタイプ)を購入する
- ギフト券買取サイトの申し込みフォームにて買取申込み
- 身分証登録・口座登録
- 買取実行
- 登録した口座に現金が振込まれる
自分で現金化を行う場合に、もっとも簡単で入金までのスピードも早く、換金率も高い方法が、Amazonギフト券を使ったクレジットカード現金化です。
換金率は85~87%で安定しており、なおかつインターネットのギフト券買取サイトを利用すれば、1時間以内に現金が振り込まれる可能性もあります。
ギフト券には「iTunesギフトカード」や「Google Playギフトカード」などもありますが、いずれも換金率は80%を下回るため、Amazonギフト券の換金率には及びません。
Amazonギフト券をクレジットカード決済が利用できるのはAmazon公式サイトのみで、1口50万円まで、最大750万円まで購入できるため、高額な現金化にも対応できます。
さらに、Amazonギフト券の「Eメールタイプ」を選べば、購入後すぐにメールで「ギフトコード」が送られてくるので、買取サイトの申し込みフォームにギフトコードを入力すれば、数分後に買取が完了して現金が振り込まれます。
注意すべきは利用金額によって換金率が変わる場合があることです。利用金額が1万円以下の場合は換金率が70%を下回る買取サイトもあるため、利用前に買取サイトの換金率を確認しましょう。
また、Amazonの細則ではAmazonギフト券を「換金すること」が禁止されているため、もしAmazonにギフト券の現金化がバレると、アカウントが閉鎖される可能性があります。
新幹線の回数券
換金率(買取率) | 92.0~95.5% |
入金までにかかる時間 | 3時間前後 |
特徴 |
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カード利用停止のリスク | 高い |
- JRみどりの窓口で新幹線の回数券を購入する
- 金券ショップの店頭で買取申込み
- 査定
- 買取成立・買取代金手渡し
新幹線の回数券は買取率が高いことで知られる商品で、需要の高い「東京~新大阪(指定) 6枚綴り」であれば最大95.5%で現金化できます。
クレジットカードで新幹線の回数券が購入できるのは、全国のJRみどりの窓口です。最寄り駅にJRみどりの窓口と金券ショップの実店舗があれば、1時間以内に買取代金を受け取ることもできます。
一方で、新幹線の回数券が換金性の高い商品であることはカード会社も認識しており、現金化目的のカード利用が疑われやすい商品です。
カードの利用状況によっては新幹線の回数券を購入しただけで不正利用が疑われ、カードの一時停止の措置を受ける可能性もあります。その場合は注意点でも解説したように、カード会社に対して現金化目的の購入ではないことを証明しなければなりません。
ブランド品
換金率(買取率) | 75~85% |
入金までにかかる時間 | 3時間前後 |
特徴 |
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カード利用停止のリスク | 高い |
- 正規店でブランド品を購入する
- 買取業者の店頭で買取申込み
- 査定
- 買取成立・買取代金手渡し
ブランド品は正規のブランドショップはもちろん、ディスカウントショップなどでも購入でき、リユースショップや質屋など買取業者も多いため、現金化に利用しやすい商品と言えます。
ただし、偽物を購入してしまうリスクも考慮して、正規の販売店で正規品を購入することをおすすめします。近隣に正規の販売店がなく、買取業者もない場合は他の現金化の方法を検討しましょう。
購入するブランド品のおすすめは、ロレックスやオメガといった人気のブランドの高級腕時計です。常に一定の需要があり、値崩れもしないため現金化に向いています。
商品の選定にはある程度の「目利き」が必要です。ブランド品の換金率は比較的高いとは言え、市場の需要が低い商品を選んでしまうと高く買い取ってもらえない可能性もあります。
さらに、新幹線の回数券と同様にカード会社に現金化目的のカード利用が疑われやすい商品であるため注意が必要です。
ゲーム機・ゲームソフト
換金率(買取率) | 60~90% |
入金までにかかる時間 | 3時間前後 |
特徴 |
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カード利用停止のリスク | 高い |
- 家電量販店等で商品を購入する
- リサイクルショップ・ゲーム買取業者の店頭で買取申込み
- 査定
- 買取成立・買取代金手渡し
「PlayStation 4」や「Nintendo Switch」など、最新のゲーム機やゲームソフトは換金率が高いことで知られており、転売で稼ぐ人も多いジャンルの商品です。ゲームのジャンルに詳しく、転売に慣れている人が扱えば、購入した価格よりも高い金額で売れることもあります。
また、新幹線の回数券やブランド品に比べ、自宅用やプレゼント用で購入されることが多く、カード会社に現金化目的のカード利用が疑われにくい点にも注目です。
しかし、ゲーム機やゲームソフトは流行に左右されやすいため、市場の需要が低くなれば換金率も低くなってしまいます。あらかじめ買取業者のサイトや広告で買取価格を確認してから、購入する商品を選定すると良いでしょう。
リサイクルショップやリユースショップなど中古品買取業者は、未開封・新品のゲーム機やゲームソフトの買取に対応していないところもあります。売却先が新品の買い取りにも対応しているか、こちらも事前に確認しておきましょう。
安全性を優先するなら現金化の専門業者に依頼を
自分でクレジットカード現金化を行う方法について解説しました。
「なるべく高い換金率で現金化したい」「悪質な業者に騙されたくない」などの理由で現金化業者を利用せず、すべて自分でクレジットカード現金化を行うことは、理にかなった方法と言えるでしょう。
一方で、「カード会社に現金化目的のカード利用が疑われやすくなり、カード利用停止のリスクが高くなる」というデメリットも看過できません。
万が一カード利用停止になれば、日常的にクレジットカードを利用できなくなることはもちろん、将来的にキャッシング・ローンの審査で不利になってしまいます。
現金化の安全性を優先するなら、カード利用停止対策を講じている優良な現金化業者を利用しましょう。優良な現金化業者は「カード事故0件」の実績があり、外部の口コミサイト等の評判も良好です。
今すぐ現金が必要で焦ってしまう状況であっても、安全に現金を受け取るためには、やや時間に余裕を持って、しっかりと優良業者を選定されることをおすすめします。