Amazonギフト券は買取率が高いことから、クレジットカード現金化に最適とされています。
クレジットカード現金化のまとめサイトや口コミサイトのなかには、「Amazonギフト券の買取率は最大95%なので、クレジットカード現金化におすすめ」などとも書かれています。
しかし、2020年10月現在、Amazonギフト券の買取率は低くなっており、クレジットカード現金化向きの方法とは言えない状況です。
今回は「Amazonギフト券の買取率は最大95%」の真偽について、最新情報と交えながら解説していきます。
2020年最新のAmazonギフト券の買取率は73%
2020年10月現在、優良業者として高く評価されているサイトでも、Amazonギフト券の買取率は71%~73%が相場となっています。
Buyca(バイカ)・・・初回 1万円以上の買取で74%
ベストレート・・・初回 71%
ギフト券の買取率が下がる原因としては、ギフト券買取サイトが在庫を抱えすぎていること、市場のニーズが減少していることが考えられます。
実際に、最新の買取率ではiTunesギフトカードやGoogle Playギフトカードのほうが、Amazonギフト券よりも上回っています。また、ギフト券買取サイトによってはAmazonギフト券の買取じたいを停止しているところもあるほどです。
今後、Amazonギフト券のニーズが高まり、ギフト券買取サイトの在庫が捌けない限りは、Amazonギフト券の買取率が80%以上に戻ることはないと考えられます。
Amazonギフト券の買取率が95%の理由
ではなぜ、いまだに「Amazonギフト券の買取率最大95%」を掲げている買取サイトがあるのでしょうか?
その利用には、以下のことが考えられます。
過去の実績が買取率最大95%
最新のAmazonギフト券の買取率が71%~73%と、相場に合わせている買取業者でも、いまだに「Amazonギフト券の買取率最大95%」を掲げているところは少なくありません。
これは、過去の買取実績に基づいているからです。
過去もっともAmazonギフト券の市場ニーズが高まり、買取サイトの買取率の相場が軒並み高かった時期であれば、95%の買取率が出ることもあったでしょう。「当社はそれだけ高く買い取った実績がある」ということを宣伝コピーとして利用しているに過ぎません。
したがって、買取サイトにAmazonギフト券を売却するときは、過去の実績よりも最新の買取率を見る必要があります。
悪質業者の可能性
現在は少なくなりましたが、相場より遥かに高い買取率を提示して集客を狙う悪質業者も存在します。
このような悪質な業者と取引したことで、過去には「ギフト券を売却したのに買取代金が振り込まれなかった」「個人情報が悪用された」といったトラブルも発生しています。
ギフト券買取サイトが優良業者か悪質業者かを見分けるには、先ほども指摘したように、まず最新の買取率が相場どおりかを確認しましょう。
Amazonギフト券の買取率をアップさせるコツ
ここでは、Amazonギフト券の買取率をアップさせるためのコツをご紹介します。
初回利用は買取率が高くなる
ギフト券買取業者は新規のユーザーを増やしたいという思惑から、初回取引の買取率を高くしています。逆に2回め以降は初回より1%~2%ほど買取率が低くなります。
振込手数料無料の買取サイトを選ぶ
買取サイトのなかには、買取代金の振込手数料を無料(業者負担)としているところもあります。また、銀行によっても振込手数料がかかるところ、かからないところがあります。
たとえば、1万円分のAmazonギフト券を70%の買取率で買い取ってもらった場合、7,000円が買取代金ですが、そこから振込手数料が200円引かれるとすれば、実質的な買取率は68%になります。
複数の業者からもっとも買取率が高いところを選ぶ
Amazonギフト券現金化の基礎中の基礎ですが、買取サイトは複数の業者からもっとも買取率が高いところを選びましょう。買取率は1ヶ月の前半と後半で大きく変わることがあるからです。たとえば、月初の1日~5日あたりはどの買取サイトも買取率を低く抑える傾向にあります。
優良買取サイトの中から3社ほど目星をつけて、そのなかでも最新の買取率が高いところを選ぶと良いでしょう。
振込までの時間が長いプランは即振込よりも買取率がやや高め
ギフト券買取サイトによっては、買取から現金振込までの時間によってプランを分けているところもあります。基本的に振込までの時間が長いプランは、即振込よりも買取率がやや高めです。
たとえば、「ギフトグレース」という買取サイトは、振込最短2時間の「特急プラン」、最短4時間の「通常プラン」、翌日振込の「翌日プラン」の3種類があり、それぞれのプランで買取率に0.5%~1%の差を設けています。
とくに緊急で現金が必要な場合を除けば、振込までに時間がかかるプランを選んだほうが、買取率を高くすることができます。
電話で問い合わせて交渉に応じてくれる買取サイトもある
「お気軽にお電話ください」というように、電話での問い合わせに応じている買取サイトであれば、買取率アップの交渉ができる場合もあります。
交渉の際は売却するAmazonギフト券の合計額面、希望する振込スピード、他社の買取率などを提示しましょう。
「サイトに買取率最大95%とあるんですが、どうやったら買取率が高くなるんですか?」と聞くのも有効です。
Amazonギフト券の買取率に関するQ&A
Amazonギフト券の買取やその買取率に関して、よくある質問とその回答をQ&Aにまとめました。
- Q.Amazonギフト券の買取率が高くなる要因を教えて下さい。
- A.「ギフト券買取サイトがAmazonギフト券の在庫を多く抱えている」や、「市場のAmazonギフト券の需要が低い」という状況では、買取サイトもAmazonギフト券の買取率を下げざるを得ません。つまり、その逆で市場のAmazonギフト券の需要が高まり、多くの人がAmazonギフト券を購入するようになる(市場のAmazonギフト券の数が少なくなる)と、買取サイトも買取率を高くする可能性があります。
- Q.Amazonギフト券よりも買取率が高いギフトカードはありますか?
- A.クレジットカードで購入できるギフト券という前提に立てば、現在はiTunesギフトカードやGoogle PlayギフトカードのほうがAmazonギフト券よりも買取率がやや高く設定されています。それぞれの2020年10月最新の買取率の相場は、iTunesギフトカードとGoogle Playギフトカードともに74%~75%です。
- Q.買取率以外にギフト券買取サイトの優良業者と悪質業者を見分ける方法を教えて下さい。
- A.ギフト券買取サイトの会社情報もしくは企業概要ページで、運営会社の社名、所在地、電話番号が明記されているか確認しましょう。また、古物営業許可を取得しているかの確認も重要です。
「Amazonギフト券の買取率が上がるまで待つ」が吉
Amazonギフト券の買取率95%の真偽について解説しました。
2020年10月現在、Amazonギフト券の買取率の相場は71%~73%と決して高くはありません。2019年までは買取率が85%以上と高く、「Amazonギフト券はクレジットカード現金化におすすめ」と言われていました。
しかし、最新の状況ではAmazonギフト券の換金を利用するよりも、クレジットカード現金化の専門サイトに依頼したほうが高い換金率に期待できます。
今後、ふたたびAmazonギフト券の買取率が80%台まで高くなれば、クレジットカード現金化で換金率を高くする手段として有効活用できるでしょう。
その時期がくるまでは、クレジットカード現金化を検討する際は、カード現金化専門サイトに依頼する方法か、Amazonギフト券とは別の商品を換金する方法をおすすめします。